Manga

大塚英志、山崎峰水 『黒鷺死体宅配便 2』

ホラー文庫化2冊目。 イタコとかダウジングとかを駆使して死体から事件の謎を解く、みたいな漫画です(適当)。 今作は一本のまとまった話でした。死刑制度とかその辺も絡めつつ。 妙にコミカルな感じのホラーで、重そうな話を軽薄に描いているのがいいと思…

惣領冬実 / チェーザレ 1

モーニングで月イチくらいで連載されている作品です。途中から読んでて面白かったので単行本買い。 チェーザレ・ボルジア伝です。歴史には詳しくないし、こういったモノはあまり読まないのですが、そんな私でも読み応えがあって面白いです。最初、少女漫画風…

えすのサカエ / 未来日記 2

1巻読んでだいぶ間が開きました。特殊な日記を持つ人たちのバトルロワイアルな話。 個人的にはかなりツボで、とても面白いです。多少の矛盾点をはらんではいますが正直そんなものどうでもいい。ミステリーかつホラーな展開を迫力ある構成でガンガン押しつつ…

藤田和日郎 / 邪眼は月輪に飛ぶ

藤田和日郎がスピリッツで短期連載した作品です。全1巻。すべて連載で読みましたが、面白かったので買い直しました。再読だけどやっぱり良かった。 視線を交えただけで(例えテレビ越しだったとしても)その人間を一瞬で死に至らしめるミネルヴァの梟とそれ…

雁屋哲(作)花咲アキラ(画) / 美味しんぼ ア・ラ・カルト 26 『酒』

美味しんぼのテーマ別再編集版、酒全般についてです。ワインやシャンパンなどありましたが、メインは日本酒。 日本酒の複雑な名称の由来とか、古くから日本酒業界が抱えている問題とかが取り上げられてて面白かったです。これを読んで酒屋に行って、色々と意…

尾田栄一郎 / ONE PIECE 45

CP9 編後の小話。ルフィの父親と祖父とか、昔キャラの復活とか、新しい船とか、色々出てきますがこれからどうなるかは見えてこないまま進みます。風呂敷を広げてる段階でしょうか。1巻丸々使うほどではない気もしますけど…。正直フランキー一味のやり取りと…

浅田弘幸 / テガミバチ 1

ファンタジーです。仮想世界の郵便配達人のお話。浅田さんは、田島昭宇経由で知った人なのですが(田島×浅田でムックが出てたり)、かなり熱く純粋な話を描く人だなという印象があって、どんどんよく分からなくなっていく田島さんよりも安心して読めるという…

尾田栄一郎 / ONE PIECE 44

CP9 編完結。最後の方はいつもグッときてしまうので、今回も身構えてたんですけど、そっちかーいと予想外のところからきたのでやっぱり良かったです。 闘いのところはなんか界王拳みたいなのが出てきてよく分からないことになりましたがまあいいです。 あと …

アイラー本

先日、アルバート・アイラーの CD を聴きまして。フリージャズの大家だなんて全然知らなかったのですが、なぜか名前だけ頭に引っかかっており、お店で見かけて、ちょうど「そうだジャズを聴こう」と思い立ったので買ってみたわけですけれども。どこで目にし…

小原愼司 / パノラマデリュージョン 1

アフタヌーン連載中です。アフタヌーン買ってますがかなり溜まってて、小原さんの連載も読んでませんでした。雑誌買ってる意味なし…。ともかく、単行本。 心霊犯罪捜査官の女子高生がお化けをバッタバッタとなぎ倒す話。「怖くない怪奇漫画」を目指したとの…

綱本将也(作)ツジトモ(画) / GIANT KILLING

今、モーニングの中で個人的に一番好きなマンガです。タイトルは「番狂わせの大物喰い」の意。 弱小サッカークラブの監督さんが主人公。ちょっと違うかもしれませんが、サッカー版「ラストイニング」みたいな感じでしょうか。サッカーは戦術的なことはよく分…

maido! DOMO!

最近雑誌の切り抜きとか集め始めている(その代わりすぐに捨てる)のですが、書店で無料配布されてたバイト情報誌の表紙が信濃川日出雄だったので思わず手に取ってしまいました。今一番好きな漫画家さんです。アンケートへの回答がシンプル即答って感じで面…

えすのサカエ 『未来日記 1』

調べて分かったのですが、もう2巻が出てるのか…。まだ1巻しか読んでません。 デビュー作の「花子と寓話のテラー」が好きだったえすのさんです。花子は設定は面白いけど軌道修正みたいな迷走っぷりがたまに見られて、そこをマンガ力でねじ伏せたような印象が…

つげ義春 『ねじ式』

どこからどうやってこういう話が出てきたのか、よく分からない。でも、結構ぐさっとくるような場面、台詞、絵柄が次々と、うねうね出てくるのでした。トイレに住む話が好きです。昔テレビで見た時もショックだったなぁ。ねじ式 (小学館文庫)作者: つげ義春出…

原一雄 『麦わらドリル』

SF(すこし・ふしぎ)系の短篇集。ほのぼのする。ちょっとあざとい気もしますが、なんだかんだいって、好きです、この空気。原一雄は「のらみみ」も好きです。麦わらドリル―原一雄よみきり短編集 (IKKI COMICS)作者: 原一雄出版社/メーカー: 小学館発売日: 2…

今市子 『百鬼夜行抄 8』

文庫の最新刊。微妙に設定が変わっていって、うすーく次回持ち越し、みたいな雰囲気が良いです。扱う題材はキツめなのに、どこかのどかで。百鬼夜行抄 (8) (ソノラマコミック文庫)作者: 今市子出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 2006/07/13メディア: 文…

西島大介 『凹村戦争』

西島大介は単行本で読んだのは初めてです。オーソン・ウェルズは知りません。なんか、自分のセカイがしっかり作れているのだなと思った。先生にエロスを感じるところとか、個人的に。そういえば IKKI でディエンビエンフーが始まりましたね。凹村戦争(おうそ…

雁屋哲、花咲アキラ 『美味しんぼ 95』

もう95巻も出てるんですか。焼酎特集です。連載の読み直しです。こがねせんがんとか、ジョイホワイトとか、無駄な知識が手に入ります。芋の名前です。 この前飲み屋に行ったら、黒木本店の焼酎ばかり頼んでしまい、店員さんにつっこまれました。でも百年の孤…

信濃川日出雄 『fine. 1』

今スピリッツでとても好きな作品です。 夢と現実の分岐点に立つ”27歳達”のリアルを描く、アート青春群像劇!! ですよ(帯より抜粋)。 芸術家目指して大学卒業後もうんにゃらかんにゃらしてる男が同窓会に行ったりして昔の彼女に会ったりするのです。最高じゃ…

尾田栄一郎 『ONE PIECE 42』

チョッパーが。 CP9 戦闘はまた1対1かと思っていたのですが、かなりごちゃっと入り乱れてて、面白いです。場面転換とか、ちょっと粗い気もしますが、毎度同じことされても飽きるのでいいと思う。ONE PIECE 42 (ジャンプコミックス)作者: 尾田栄一郎出版社/メ…

大場つぐみ、小畑健 『DEATH NOTE 12』

完結。 ロジックが崩壊するところと、最後のシーンが良かった。中身を書くとネタバレになってしまう……。DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)作者: 小畑健,大場つぐみ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/07/04メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリッ…

さそうあきら 『神童 1〜3』

映画化で平積みされてたので、前から気になっていたこともあり、読みました。読み始めたら止まらなくなって一息に。 超面白かったです。最高の音楽マンガと思いました。最初絵に抵抗があったんですけど、すぐに気にならなくなって、逆に味わい深くなる。マン…

今市子 『百鬼夜行抄 4〜7』

とりあえず文庫化されている分については、読み終わりました。まだ普通に続いてるんですね。長いシリーズ。 お話ごとにページ数がバラバラで、続けて読んでるとちょっと戸惑います。ページが増減しても、テンポが同じ感じなので、あれまだ終わらないの? と…

藤崎竜 『封神演義 16〜23』

雲霄三姉妹、王貴人と胡喜媚、太上老君、紂王、武王と呂邑姜、燃燈道人、最後2巻は微妙にあれなので一応名前伏せ。完結。 最後の方は怒涛の展開ですね。普賢と聞仲と黄天化はグッとくるところ。 終盤結構、物語が複雑化していって、微妙に哲学的になったりし…

藤崎竜 『封神演義 11〜15』

黄天祥、四不象(とパパ)、王天君、竜吉公主、普賢真人。 趙公明バトルで思いっきりふざけてるところがあって、こういうところいいなと思いました。シリアスなところなのに、ギャグにしちゃったり。封神演義 11 (ジャンプコミックス)作者: 藤崎竜出版社/メ…

藤崎竜 『封神演義 6〜10』

読んだ読んだ。聞仲、楊ゼン、黄天化、蝉玉、趙公明(表紙のキャラを並べただけ)。 ちなみに1〜5は太公望、蘇妲己、申公豹、黄飛虎、李ナタクです。 四人衆が順番に出てきたりとか、いかにも少年漫画的な展開はちょっと嫌だなぁとか思ってたのですが、戦闘…

今市子 『百鬼夜行抄 1〜3』

薦められて読みました。妖怪モノです。 「もっけ」とか思い起こしたりしました。もっけは主人公の女の子の内面に入っていく感じですが、こちらは主人公の周りというか、飯島の家系とか、家屋が、主人公っていう感じ。 一話一話が長めで、最初戸惑ったのです…

藤崎竜 『サクラテツ 対話篇 上・下』

上巻だけ読んでたのですが、だいぶ間があいたので2冊続けて読み直しました。 フジリュー暴走本領発揮的な作品。サクラテツ君の家に次々訪れる侵略者。名前はなぜか哲学者。最終的にはメタレベルにまで飛びます。とても面白かったです。打ち切り結構。サクラ…

瀧波ユカリ 『臨死!! 江古田ちゃん 1』

アフタヌーン連載の4コマ。 赤裸々系、というか、裸、というか。 うまく言えませんが面白いです。 あとこれを書くまでずっと「臨死」を「瀕死」と思ってました。臨死!! 江古田ちゃん(1) (アフタヌーンKC)作者: 瀧波ユカリ出版社/メーカー: 講談社発売日: 200…

北道正幸 『プーねこ 2』

読みましてよ。 書生くんが一番面白いと思います。三本の矢。 あと著者近況。 全体的に、What's Michael みたいにちょっとシュールな間が好きです。プ~ねこ(2) (アフタヌーンKC)作者: 北道正幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/04/21メディア: コミック…