大塚英志、山崎峰水 『黒鷺死体宅配便 2』

ホラー文庫化2冊目。
イタコとかダウジングとかを駆使して死体から事件の謎を解く、みたいな漫画です(適当)。
今作は一本のまとまった話でした。死刑制度とかその辺も絡めつつ。
妙にコミカルな感じのホラーで、重そうな話を軽薄に描いているのがいいと思います。人によってはこの辺の空気に生理的嫌悪感をもよおすかもしれませんが。
テーマ的にはいつもの大塚英志節という感じを効かせつつ、あっさり味で無理矢理良い方向に終わらせていたので良かったです。絵柄というか、全体的な雰囲気が、どこか飄々としているところが味と言いますか、そういうものなのかなと思います。
1巻の感想:[id:akiu:20060510#p1]