アイラー本

先日、アルバート・アイラーの CD を聴きまして。フリージャズの大家だなんて全然知らなかったのですが、なぜか名前だけ頭に引っかかっており、お店で見かけて、ちょうど「そうだジャズを聴こう」と思い立ったので買ってみたわけですけれども。どこで目にしたのかなーと思い返してみたら、菊地さん(検索したら真っ先にこちらが出てきた)ではなく、このマンガだったことを思い出しました。
作:marginal、画:竹谷州史 / Astral Project 月の光
姉の遺品から出てきたアルバートアイラーの CD を聴くと、幽体離脱して空中浮遊をしてしまうという謎の話です(あらすじ端折り過ぎ)。
もともと好きな絵柄なのと、全体の暗い雰囲気が結構お気に入りの作品でした。連載(コミックビーム)で読んでましたが、先日、終わるか終わらないかよく分からないうちに終わってしまった。連載は終わったけど話は終わってないような感じ。でも絵は良かったです。単行本で読み直そうかしら。
竹谷さんはどうも、音楽マンガ(ラズレズ、皆殺しのマリア)を描いてた頃から、彼自身に描きたいことがあるというより、原作者の思いをそのまま出すような表現をしている印象があるので、これからもいい原作者が付いてくれるといいなと、思います。
ちなみに今作の原作者の marginal さんは狩撫麻礼の別名義だそうで。私は知らなかったのですが、他名義でも色々とやっているようなのでメモ。
狩撫麻礼 - Wikipedia

Astral Project 月の光 1巻 (ビームコミックス)

Astral Project 月の光 1巻 (ビームコミックス)