esne beltza と Fermin Muguruza
フジロックのライブが非常に良かったバンド、エスネ・ベルーサのアルバムを聴きました。2008年リリースの "Made In Euskal Herria" 。
バスクのバンド。アー写がこんな感じの理由は、たぶんバンド名が「黒い牛」、または隠語で「白人が作った Black Music」の意だから。
ライブの MC でも「フランス人でもスペイン人でもない」などと発言していましたが、音楽はお固いレベルミュージックではなく、様々なジャンルのごった煮ミクスチャー・パンク。アコーディオンとかホーン、バスクの伝統楽器トリキティシャなどを使って、民族音楽的色彩を出しながらも、それに止まらず、様々なジャンルを横断して自由自在な感じ。ノリの良い音楽で、とても良い内容でした。メロディも普通に良く、聴き心地抜群。スカって言うほどスカしてないところが、個人的にも好みです。多分バスク語で歌ってるんだけど、言葉が案外聴きやすくて、耳によく残るのも意外でした。
で、このエスネ・ベルーサはもともと、Fermin Muguruza という人のバックバンドがまとまって結成されたバンドということなので、そのフェルミン・ムグルサの音楽も聴いてみました。彼はフジロックにも何回か出ており、その度に高評価だったらしい。聴いたのは、2008年リリースの最新作 "Asthmatic Lion Sound Systema" 。キャリアの長い有名人なのですね。
音楽は、緩めのレゲエやスカのアレンジが効いた、こちらも良質な音楽。キャリアを感じさせるように落ち着いて聴かせる側面もある一方、何故か日本語も飛び出したりと訳の分からないミクスチャー具合はやんちゃで刺激的。こちらも良かったです。
フェルミンについては、杜塚さんのレビューをご覧ください。
- アーティスト: エスネ・ベルサ
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2009/07/02
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フェルミンさんのフジロック動画。これは楽しそう。