The Gaslight Anthem

フジロックでライブを観て、全くの初見ながらかなり心惹かれたバンド、ガスライト・アンセムのアルバムを聴いてみました。

見た目はヘヴィロックでもやりそうないかつい兄ちゃん達なのに、音楽は疾走感溢れる正統派のエモ・パンクなのです。メロディーもキラキラしてる。
アルバムは2枚。2007年リリースの 1st "Sink or Swim" は、疾走感のある楽曲に、ブルース・スプリングスティーンを意識したかのような渋めのボーカルが印象的ですが、いささか不恰好な感じで締まりが悪いです。早い曲もこの頃から良いけど、ちょっとバタついてるのが気になる。これはこれで味がありますが、まだまだ未完成なバンドだなという感じ。
一方、2008年リリースの 2nd "The '59 Sound" は、突き抜けた感じでかなり良いですね。早い曲と分かりやすいメロディでガンガン押します。その勢いが最後まで持続したたま駆け抜けるのも好印象。ルーツが古い(50年代だそうですよ)からか、楽曲が短くコンパクトにまとまっているのも、ダラけない要因かもしれません。1st で見せた渋味は弱まりましたが、スパイス程度に抑えているところがかえって効果的に作用しているかと思います。
しかしいずれの作品も、ライブで見せた力強さは感じられなくて、つまり、2nd で人気が出て、その後のツアーでがっつり鍛えられたのかなという気がしました。フジで観たボーカルはもっとずっとパワフルで、小気味良いメロディーが野外によく映えていたので。(友人は昔のフーファイターズみたいと言ってました)
今後が楽しみなバンドでありますよ。

Sink Or Swim

Sink Or Swim

59 Sound

59 Sound

2nd の表題曲。

こちらはブルース・スプリングスティーンと共演したバージョン。
メンバーが大変嬉しそうでありますな。


という感じで、のんびり再開します。
更新は、本家もこちらも、Twitter に投稿されるようにしてみました。
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まだ、crossreview からの投稿が上手くいきませんが…。