ファウスト Vol.2

ファウスト Vol.2


一通り読み終わりました。どれもこれもやっぱり面白いと思います。
実は、上遠野浩平のディスク・レビューはいい仕事をしていると思います。私は聴いたことないですが(ビーチ・ボーイズ 『スマイリー・スマイル』)。
東浩紀が『九十九十九』に触れるくだりは、自分が読んだ時の感じを代弁してくれたような気分で納得。
小説では、りすかが前回に比べて意外にも面白く、満足でした。
あと私は結局のところ、編集後記を読んでえらく感動してしまった人間です。つまりここに載ってる作品の、ほとんどの主人公(語り手)がとっている冷めたスタンスに、どことなく懐かしい、甘酸っぱい感触を覚えつつ、もうこういう風に世界を眺めることはないのだろうな、などと考えたのでありました。