[Book] 読書メーター2010年9月分まとめ

危うく11月になってしまうところでした。アブナイアブナイ(どんどん更新が遅れるの巻)。
雑誌も登録するようになってきたので、いささか混沌としてきました。感想というより、単なるメモも増え。

9月の読書メーター

読んだ本の数:11冊

読んだページ数:1425ページ



ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom〈2〉―TVシリーズシナリオ集 (電撃文庫)ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom〈2〉―TVシリーズシナリオ集 (電撃文庫)
7話〜12話収録。アニメ本編でカットされたらしい部分が、脚本上では結構重要な背景を語っていたりするなど、終わりが近くなるにつれ、その説明不足に拍車がかかっているような印象でした。それが逆に、よい雰囲気を出しているという見方もあるかもしれないけど、アニメ見ただけではさっぱり分からないような気が…。まあそれもまた、ブギーポップらしくもあるでしょうか。脚本としては、文句なしに面白かったです。
読了日:09月01日 著者:村井 さだゆき,水上 清資,野尻 靖之



オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス (電撃文庫)オルフェの方舟―ブギーポップ・イントレランス (電撃文庫)
叙情系ブギーポップ。これまでの作品と少し毛色の違う印象でした。主役二人へのスポットの当て方が、しっとりしててちょっと切ない感じ。ブギーポップ本人の立ち位置も、いつもと違って不思議な印象でした(ある意味「死神」らしいのかな)。ブギーっぽくない気もするけど、これはこれでいい雰囲気が出てて、良かったと思います。
読了日:09月06日 著者:上遠野 浩平



Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 9/8号 [雑誌]Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 9/8号 [雑誌]
【メモ】パキスタンの洪水は史上最悪の災害にも関わらず、世界の関心が薄い。被害を「宣伝」出来ていない。
読了日:09月08日 著者:



沈黙ピラミッド―ブギーポップ・クエスチョン (電撃文庫)沈黙ピラミッド―ブギーポップ・クエスチョン (電撃文庫)
面白かったです。高校生三人組の関係が、単なる三角関係に止まらず、周囲との関わりを経て、奇妙に歪んでいくのが面白かった。少しばかりの切なさもありますし、特に最後の方の展開は、感心しながら読みました。ブギーポップの作品群の中では、突き抜けた面白さは無いけど、じわじわくる味わい深いお話だと思います。
読了日:09月13日 著者:上遠野 浩平



Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 9/15号 [雑誌]Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 9/15号 [雑誌]
【メモ】ザラツィン批判から浮き出るドイツ社会のタブー。理念を語らないオバマ。フランス極右政党党首の娘マリーヌ・ルペン
読了日:09月13日 著者:



ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)
満を持してというカンジで、凪が主人公。ビート君の話みたいに、スピード感をもってかっ飛ばすのかと思いきや、今巻については、ディシプリンとのリンクを丁寧に描きつつ、まだ助走段階という感じでした。伏線らしき事件を張り巡らせて謎を振りまきつつ、次巻へ続く。期待をもって続きを読みたいと思います。作者が大事にあっためてきたシリーズなのだろうなという気がします。
読了日:09月15日 著者:上遠野 浩平



コミックビーム 2010年 10月号 [雑誌]コミックビーム 2010年 10月号 [雑誌]
読了日:09月15日 著者:



美術手帖2010年 08月号増刊 あいちトリエンナーレ2010公式ガイドブック美術手帖2010年 08月号増刊 あいちトリエンナーレ2010公式ガイドブック
事前チェックのお世話になりました。中でも志賀理江子の作品に惚れた。
読了日:09月18日 著者:



Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 9/22号 [雑誌]Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2010年 9/22号 [雑誌]
【メモ】女性の進出が進む中国。企業大学と大学の国際化。
読了日:09月19日 著者:



しずるさんと偏屈な死者たち (富士見ミステリー文庫)しずるさんと偏屈な死者たち (富士見ミステリー文庫)
安楽椅子探偵モノ。意外にも(失礼)、推理小説の枠組みはしっかり整えられているのですね。でも真相が明かされた時に、少し鼻白んでしまう感じがありました。謎そのものの幻想的な雰囲気はとても好みなのですが、真相がそれを越える衝撃を提供してくれないので、謎が解かれたところで脱力して下がってしまう感じ。こうした小説の形式に作者自身が慣れていないからか、状況説明などに多少のバタつきが見られるところも気になります。上遠野氏の推理小説はこれが初めてかと思いますので、上達を期待して続きも読んでみます。
読了日:09月21日 著者:上遠野 浩平



Pen (ペン) 2010年 10/1号 [雑誌]Pen (ペン) 2010年 10/1号 [雑誌]
特集は写真の学校。志賀理江子が載っていたので読みました。分かりやすくて良かったです。志賀のオートフォーカスが当たり前の「不感症の世代」というコメントと、上田義彦の好きなカメラで撮るから良い写真が撮れるという話に共感を覚えました。
読了日:09月27日 著者:




読書メーター